まだすきでいてもいいですか?





ひさしぶりにメールが来た。

内容はまあ、事務的と言えばそうなんだけど
件名に書かれた
試験おつかれさま、とか
バイトおつかれさまっていう言葉に
おもわずわたしはにやける。

些細なことだけど
それがすごくうれしい。

一瞬でも
わたしのことおもってくれたのかなって。
都合のいい解釈かもしれないけど。
でもそのくらいはおもったって
いいじゃない?
バチは当たらないとおもうわ。


一度フラれた恋だから
もう二度と想い伝えられないかもしれないし
その分想像してにやけても
いいじゃない。
それで十分しあわせだし、なんて耳障りのいいこと言ってみるけど
ほんとはそんなのウソ。


まわりのひとたちに
まだ諦めてないの?
まだすきなの?
そう言われるのがこわいから
大きな声で言えないだけで
ほんとはすきだし、むしろ前よりすきだし
今すぐあいたい。


気づけばいつも
頭の中はあの人のことだらけで
きょうは何してるのかなとか
最近はゆっくり寝れてるのかなとか
家族と過ごす時間は増えたのかなとか、、
そんなことばかり考えてしまう。


そんな時は無意識のうちにスマホを手にして
あの人が出演した映画の予告動画を
何度も何度も再生していたりする。




あの人が出た芝居のことを思い出す。

「店の中は荒らされ放題に荒らされておったのです!」(未必)
「ジョバンニ!お父さんからラッコの上着が来るよ〜」(銀河)
「判事様、、私にも家族というものがありまして、、」(第三帝国)
「黙ればばあ犬!」(どん底)


だいぶ時間たってる作品もあるから
間違ってるのもあるかもしれないけど
だいたいこんな感じのセリフだったし
頭の中に彼の声が響いたり
その時の表情が浮かんだりするんだよね。


もう観れないなんて
ほんとやだなあ、かなしい。



きょうひさしぶりに
aikoを聴いてみた。
miwaとか乃木坂とかばっかり
最近は聴いてるから
ほんとひさしぶり。


“今この部屋にあるのは隙間なく埋め尽くされた「好き」
時計の針はそっと回って気が付けば知らず空は明るい

考えすぎたあなたの事

最高と最悪を一度に思い描きどうにかなってしまいそうよ
初めて逢った冬 香り放つ冷たい冬 忘れられない目の奥

逢いたいから溺れたいからあなたにふれて確かめたい
あたしの胸の中が擦り切れる音が本当に聞こえるのか”(ビードロの夜)


わかりすぎて、、、
aikoの歌詞はほんと共感できる。

考えすぎて寝れないとか
時々あるし。



なんですきになったんだろうって
思うことがある。

答えなんかなくて
かっこいいとか、誠実とかなんて
あとからついてきた理由で

無理矢理こたえを出すなら

“惚れた”かな。


一目惚れだよ。


それでもやっぱり
なんですきになったんだろうとか
考えちゃったりするんだよな。



今月に会えるかもしれないから
とりあえずそれを楽しみにがんばる。
わたしほんとに
単純だなあ笑





おしまい。