夜空。

夜空を見上げた。

ここは東京の夜空とは比べものにならないくらい美しくて

星が降ってきそうだ。

わたしはまだ

夏の夜空をしっかり眺めてないから

冬と夏がどう違うのかわからないけど

吐く息が白くて

空気が張りつめた中で見上げる星空は

本当に美しくて

なんだか涙が出そうになる。

だから

帰り道、歩きながら歌ってた。

輝け冬のトライアングル

オリオンのベテルギウス

おおいぬのシリウス

こいぬのプロキオン

って。

これは

東京演劇アンサンブルさんの

『銀河鉄道の夜』で歌われる歌。

すごく好きだし

お芝居自体がだいすき。

なんか、こんな美しい夜空見上げながら

銀河鉄道の夜の歌うたって帰ったら

ちょっとはその世界観に近づけるかなー、なんて。

わたしに冬の夜空の美しさを教えてくれたのは

わたしが約15年間憧れてきたひとだった。

たしかに冬の夜空は美しくて

嫌なことも辛いことも忘れられるくらいだったし

そのひとが、わたしにとってすごく大切なひとが教えてくれたことだから

なおさらステキに感じられた。

東京だと、なかなか真っ暗な場所がないから

やっと見れてよかった！

あしたも晴れるといいなあ。