全部忘れたくないから







どうしようもなく
あのひとに会いたくなった。




それは
わたしがいま東京にいないせいもあるかもしれないけど


ふとした瞬間
笑顔や、優しい表情を思い出して
そんなことが続くと
会いたくなる。



それで
会いたいなー、でも会えないなあ
なんて思ってたとき
自分が過去に書いたあるブログを見つけた。


それが、これ。



いつもわたしがメインで書いてるほうの
ブログなんだけれど


ふと、そのときのことを思い出した。



そして
そのあとあったことも思い出した。




あのひとは
わたしがプレゼントしたパスケースを
とても大切にしてくれていて

これいただいてからPASMOなくしてないんです!

そう言ってくれた。


それから

物がいいね、高かったんじゃないの?
とも。


わざわざ
使ってるんだよーって見せてくれた
その、パスケースを持つ手から
優しさが溢れていて


すこしお金を出しさえすれば
同じようなパスケースなんていくらでも手に入るのに

そうやって
特別なものであるかのように
大切にしてくれていることが

わたしはうれしくて
このひとがすきなのだと改めておもった。




忘れるところだった。
この気持ちを。




だから書きとめる。



全部覚えていたいから。
感情も、出来事も、過ごした日々のことも
そしてこれから先のことも
全部、指の隙間から落としたりしないようにして忘れずにいたいから。
きちんとこの手の中に、握りしめていたいとおもう。



そのために、ここに書くんだ。




そう、だって
ここは
Mon monologue(私の独り言)
だから。