祈るしかない





大切なひとから年賀状が
今年もきた。


そのひとは
ずっと独身だったけど
去年の年賀状には、結婚したと書かれていて
とてもしあわせそうで

わたしはすごくすごくうれしかった。



でも、、、



今年の年賀状には
こう書かれていた。




乳癌の治療をする、と。



目の前が真っ暗になった。


どうして?!

この世界はどうしてこんなにも
平等じゃないんだろう。
しあわせな生活を始めた矢先に、、、



オペが終わって落ち着いたら会おう
そう書かれていたけど

不安しかなくて



新年早々落ち着かない、、、



わたしが心配したってどうにもならないけど
こわくて仕方ない。



そのひとと出会えてなかったら
わたしはここにはいないかもしれない
そのくらい大切なひとだから。



どうか、オペがうまくいきますように。
そして完治されますように。




祈ることしかできないわたしは
無力だ。